今回は下記のリンクのブログ記事の後半をまとめました。↓
タイタニック号の真実の闇②~通貨発行権を巡る争い~
前回の記事でタイタニック号沈没事件は最大の保険金詐欺事件と書いたが、実はこの事件の闇はもっと深かった。
タイタニック号沈没事件があった1912年、アメリカには複数の財閥による対立構造があった。
争点は「誰がドル発行権を握るか」というものなのだが、ここで通貨発行権について簡単に触れておく。
例えば日本で紙幣を発行しているは日本銀行、いわゆる「日銀」である。
1万円札にも「日本銀行券」と書かれている。
日銀は株の55%を政府が所有しており、そのため「政府の銀行」とも呼ばれている。
では、アメリカはどうなのだろうか?
実はアメリカのドル発行権は民間銀行が担っており、連邦準備制度(FRB)という巨大銀行が、紙幣を発行している。
これは個人が所有する銀行であり、政府機関ではない。
だからアメリカ政府は、戦争になるとFRBに借金をして戦費を調達し、その借金は利子をつけてFRBに返さなければならない。
その利子は国民の税金である。
つまり税金がFRBに吸い取られる仕組みになっている。
そんな連邦準備制度だが、成立時に争っていたのはJPモルガンや石油で億万長者となったロックフェラー、そして発明家ジョン・ジェイコブ・アスターなどだった。
他には鉱山経営で億万長者になったベンジャミン・グッゲンハイム、百貨店のオーナーであり政治家のイザドール・ストラウスなどがいた。
グッゲンハイム、ストラウス、アスターの3人は、モルガンとロックフェラーが進める連邦準備制度に反対していた。
特にアスターはニコラ・テスラという天才発明家に資金を提供し彼を応援していたが、その発明がモルガンの電気事業にとって都合が悪いものであったため、アスターとモルガンは2重の意味で対立を強めていた。
そんなアスターとグッゲンハイム、ストラウスの3人が突然、事故で死んでしまう。
命日は1912年4月15日だった。
実はこの3人は偶然にもタイタニック号に乗っていたのだ。
最初はオーナーであるモルガンもタイタニック号に乗船する予定だった。
しかしなぜかモルガンは直前に乗船をキャンセルし、生き残る。
その後、行われた1912年秋のアメリカ大統領選挙では、モルガンとロックフェラーが資金を提供する政治学者が大統領に当選する。
第28代大統領ウッドロウ・ウィルソンである。
ウィルソン大統領はモルガンやロックフェラーといった財閥の操り人形だったといわれている。
お金を出してくれるスポンサーには逆らえない。
そんなウィルソン大統領のもと、連邦準備制度(FRB)は成立する。
会議は反対する政治家たちがクリスマス休暇をとってバカンスに出かけていたとき、急に開かれることになった。
当然、バカンスに出かけていた議員は欠席。多くの議員が欠席する中でFRBは成立してしまう。
クリスマスだからといってみんな揃って欠席など、そんなことあるだろうか?
こうして、いかにも胡散臭い中で成立したFRBのメンバーには、モルガン、ロックフェラー、ロス・チャイルドなどがいた。
彼らはドル発行権を握り、アメリカの経済界に君臨することになる。
すべては偶然なのだろうか?
異を唱えた第29代大統領ハーディングの不審死
ちなみにウィルソン大統領は国際連盟を提唱したが、アメリカ議会に反対され、国際連盟には加入できなかった。
国際連盟が発足する1920年、アメリカでは何が起こっていたのだろうか。
このとき、大統領選挙に立候補したウォレン・ガメイリアル・ハーディング氏の演説に次のようなものがある。
「くだらない戦争に参加したせいで失われたアメリカ兵の尊い命について考えてほしい。ウィルソン大統領、あなたは一部の銀行家の利益のために第一次世界大戦に参加した、そうではないのですか?」
ウィルソン大統領がモルガンやロックフェラー、ロス・チャイルドの操り人形だったことは見抜かれていたのだ。
そして国民の支持を得たハーディングは選挙に勝利し、第29代アメリカ大統領になる。
そんなハーディングだったが、大統領在職中に食中毒になり、そのまま病気で亡くなっている。
まだ57歳、なんとも不自然な死だった。
ケネディ大統領暗殺
1960年に当選したアメリカ大統領も、FRBとは別に政府の銀行をつくりたいと語っていた。
ケネディ大統領である。
1963年11月22日、オープンカーに乗ってパレードをしていたケネディ大統領はオズワルドに狙撃され暗殺されてしまう。
さて、モルガン家やロックフェラー家、ロスチャイルド家といった財閥は、21世紀の現在でも相変わらずの大富豪である。
世界を巻き込む大事件と、彼らとの関係は……?
通貨発行権を彼らから取り戻そうとした大統領は、次々と不審な死を遂げている…
みなさんは世の中がこのままでいいと思いますか?
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