イギリスはヨーロッパ屈指のAI先進国である。
2018年、イギリス政府と複数の企業団体がAIの分野に約1500億円の出資を決定した。
医療診断テストではAIが人間の医師に圧勝、さらにイギリス警察がAIを捜査に導入するなど、人工知能の開発に力を入れている。
そして、イギリスでは犯罪を未然に防ぐため予測逮捕というのが本格的に始まってきている。
AIが犯罪を起こす可能性のある人物を特定し、犯罪を犯す前に予測して逮捕するのである。
犯罪予測AIは危険スコアを指標に犯罪の危険性がある人間をマーキングし、予測逮捕を始める。
危険スコア
犯罪経歴や人間関係などの個人情報データベースから「犯罪を起こす可能性」を数値化したもの。
AIは個人の人間性にスコアを付け、その数値によって犯罪者予備軍をマーキングする。
ネット上でのたった一度の過ちでも、デジタルタトゥーとしてクラウド上に情報が残され、過去の犯罪歴は消せなくなる。
AIの監視からはもう逃げられない。
大切なのは「あなたがAIを好きかどうか」ではなく、「あなたがAIに愛されるかどうか」である。
全てはゾルタクスゼイアンの思惑通りなのである。
信じるか信じないかはあなた次第です。
(2019/5/24放送 やりすぎ都市伝説より)