今回は「【未解決】日本の闇…プチエンジェル事件がヤバすぎる【ゆっくり解説】」を文字起こししました。
プチエンジェル事件
この事件は日本で一番闇が深い事件と言われている。相次ぐ不審すぎる死、それを操作しない警察、報道しないマスコミ…
しかも、大物政治家などの上級国民がとんでもないことに加担していたかもしれないという、とにかくタブー中のタブーの闇すぎる事件である。
今回はプチエンジェル事件の概要、多くの不可解な点、そして関係していたジャーナリストの死など、詳しく解説していこうと思う。
事件の概要
まずはプチエンジェルが何なのかを解説する。
プチエンジェルとは当時存在していた未成年者デートクラブ、18歳以下の女の子たちの売春斡旋組織で、もちろん違法なものである。プチエンジェルは無店舗型、完全会員制で、年会費は60万円もした。
この組織を運営していたのは吉里弘太郎、当時29歳である。
吉里は渋谷や新宿で『カラオケ5000円、下着提供10000円、裸体撮影10000円』などと書かれたチラシを配布し、未成年の女の子達を集め男性客相手に売春をさせていた。
2003年7月13日、吉里はプチエンジェルで売春をしていた少女を含む、4人の少女に「1万円で部屋を掃除して欲しい」と声を掛けた。
それを了承した少女らは赤坂にある吉里のマンションへ行ったのだが、その途端吉里が「ここに来た意味分かるよね」と言い出し、手錠と目隠しをされ、洋室、脱衣場にそれぞれ監禁されてしまった。
その後、少女らのうち2人が逃げようとしたが失敗、スタンガンで脅され、少女たちはなすすべがなかった。
一方、少女たちの親は、娘の消息が分からなくなったことを受けて捜索願を提出。そして7月16日、警視庁は吉里が犯人であると断定し、吉里の過去の容疑について逮捕状を請求。実は吉里には前科があり、警察も彼をマークしていた。そのため、容疑者としてすぐ名前が挙がった。
しかし、なんとこの日の午前9時頃、吉里は少女たちを監禁したまま、マンションのリビングで練炭自殺をしていた。
吉里はこの時、リビングにテント状にビニールを張り、その中で七輪を使い練炭自殺をした。
そして翌17日、物音が全く聞こえなくなったことに気づいた1人の少女が、なんとか手錠を外し裸足のまま脱出。マンション隣の花屋に助けを求め、少女たちは無事に駆けつけた警察に保護された。
さて、以上がこの事件の概要だが、犯人の吉里弘太郎という男は一体どんな人物であったのだろうか。
吉里弘太郎
吉里弘太郎は幼い頃から裕福な家庭で育ったが、大学時代はヒモ生活を送り、ホストクラブでもアルバイトをするなど、容姿はいいものの素行は悪かったようである。
また、吉里は未成年くらいの若い子が好きで、ロリータ買春クラブにも入り浸っていたそうだ。
そして大学卒業後、自らも非合法の売春斡旋業を始めた。最初は人妻の売春組織をしていたらしいが、そのうちにプチエンジェルが誕生した。
吉里はプチエンジェルの経営で莫大なお金を稼ぎ、都内の高級ホテルで生活し、愛車は2500万円のフェラーリを所有するなど、優雅な暮らしをしていたそうである。事件後の捜査によると、吉里の預金総額は35億円だったとも言われている。
ただ、吉里は過去に高校生2人を買春し一度逮捕されており執行猶予中。さらに、2002年3月に中学2年生を買春し、その容疑で指名手配中だったそうであり、前述の前科とはこのことである。
少女が好きで、指名手配をされながら未成年デートクラブを経営。さらに少女を監禁しながら自殺という…もう既にこの事件は十分闇深い。
不可解な行動と練炭自殺の謎
そんな色々な愚行を働いた上で謎の自殺を遂げた吉里だが、実はその直前の行動、そして自殺についても多くの謎が残っている。
実は少女らを監禁する2日前、吉里は愛車のフェラーリを2台売却している。また、同じタイミングでATMから自らのお金を引き出している。
そして監禁の前日には少女たちの身体にくくり付けるためのポリタンク、鉄アレイを購入。この時同時に、自殺に使うための練炭と七輪2個も購入していた。
これは世間の憶測だが、フェラーリ売却とお金を下ろしていたことから見て、吉里はこの時多額のお金を作り、海外逃亡を目論んでいたのでは? とも言われている。
しかし海外逃亡するはずが自ら自殺とは、本当に不思議である。
さらに自殺の状況についてなのだが、吉里は室内にビニールを張り、隙間を目張り、その上で足元に七輪を2個置き、練炭自殺を図ったと報道されていた。
しかしこの方法だと、練炭の熱でビニールが溶けてしまい、そこから空気が入るため、一酸化炭素中毒であの世へ行くことは不可能である。
また、もしビニールが溶けるのが遅かったとしても、密閉された空間は高温になり、本来なら吉里に火傷の跡が残るはずだが、遺体には火傷も後も特になく、本当にこの方法で自殺したのか?なぜそんな面倒臭い方法を選んだのか?と、テレビ各局でもその不可解さについて連日報道された。
しかし事件後数日経つと、なぜかテレビ局は一斉にこの事件に関する報道をやめてしまったのである。
自殺状況の不可解さについて追究し、細かい検証まで行っていた報道番組も「練炭を椅子の下に置いておけば、この方法であの世へ行くことも不可能ではない」と急に訂正を入れ、そのまま話題は収束した。
この不自然な展開に関して、世間からは「何かの圧力がかかったのか?」「吉里は自殺ではなく、誰かに消されたのでは?」という声が挙がった。
顧客リストの闇
では、一体何が起こって報道が不自然に終息したのか、この事件の肝を解説する。
実はプチエンジェル事件の発覚直後、警察が吉里の住処から1000本以上の児童買春に関するビデオ、そして2000人以上が名を連ねる顧客リストを押収した。
マスコミはこの顧客リストに対して第一報で「リストに載っていたのは医者、弁護士、政治家など」と報じた。つまり、多くの上級国民がプチエンジェルを利用していたということである。
しかしその後、警察はこのリストについて「大半が偽名の可能性がある」として、顧客の摘発をすることはなく、またその発表と同時に、マスコミもぱたりと報道をしなくなった。
これが、プチエンジェル事件最大の闇である!
つまり、プチエンジェルの顧客には摘発できないような権力者が多くいて、警察、そしてマスコミも、それ以上の捜査、報道が出来なくなってしまったのではないか?ということである。
そうすると、吉里の自殺方法が不可解であったにも関わらず、それに対する検証報道が急に収束したことも納得がいく。
また、実は事件が起きた赤坂のマンションは某大物政治家Oの資金管理団体が所有していたものだったのだが、事件後マスコミはOから世間の目を逸らすため、事件現場を渋谷と強調し続けた。
さらに顧客リストには、日本の大富豪であり過去に買春容疑が掛かっていた人物や、大企業の役員、外交官、大物プロデューサー、果ては皇族など、やばい名前がたくさんあり、事件の捜査員も後に、この赤坂のマンションには当時、警視庁幹部の息子が出入りしていたという目撃証言を暴露するなど、とにかく報道できない事情が多すぎる。
これらが本当なら、この事件は報道されたらヤバすぎることになるだろう。
そしてその後警察は、自らあの世へ行く動機がなく遺書もない吉里を司法解剖もせず自殺と断定し、少女らの証言から吉里以外にも数人の共犯者がいたということが分かっていたにもかかわらず、その共犯者の話はなかったことにされ、吉里の単独犯だとして捜査を終結した。
染谷悟の不審死
さらにこの事件には、不気味すぎる続きがある。
実はこの事件を追っていたフリーのジャーナリストが超絶不審な死を遂げている。
2013年9月、東京湾にある男性の遺体が浮かんでいるのが発見された。
遺体の男性は裏社会などを取材し、その実態を記事にしていたジャーナリストの染谷悟、当時38歳であった。
染谷さんの遺体には背中に8か所の刺し傷があり、頭部は陥没するほど強く殴られていた。また、上半身や両手両足は鎖や紐などで拘束され、腰には潜水用の重りが入ったベルトが付けられていた。
ただ、染谷さん殺害の容疑者は意外にもすぐに浮上し、染谷さんの遺体の発見から10日後には逮捕されている。逮捕されたのは櫻井景三、当時42歳と、他2人である。主犯が櫻井で、あと2人は共犯である。
櫻井たちは2003年9月6日、染谷さんを拉致し、マンションの一室で激しい暴行を加えた。翌9月7日に染谷さんを小型船舶へ乗せそこで背中を刺し、手足などを縛った上で重りを付けて海に落としたと供述した。
動機について主犯の桜井は、染谷さんが出版した書籍に自分のことが「復讐請負人」などと書かれており腹が立った。また、次の書籍で櫻井の仕事の不正について暴露すると言われており、口封じがしたかった、と語った。
ただ、櫻井は凶暴な人物だったが、今まで殺害事件を起こしたことがなく、それが暴露本に書かれただけで、急に染谷さん殺害を実行したこと、そして染谷さんが生前に話していたある証言から、櫻井らは染谷さん殺害を何者かに指示されたんじゃないか?という推測が多くみられる。
染谷悟の生前の証言
さきほども言ったように、染谷さんはプチエンジェル事件を追っていた。
その中で染谷さんは知人に「自分は中国マフィアに狙われてる」「殺されるかもしれない」と話していた。
実際、染谷さんの自宅のベランダの一部が破壊されたり、窓ガラスを割られる、カメラやPCを盗まれる、といった被害に遭っていた。
また、染谷さんの死から2日後ネット上に、染谷さんの知人の大手出版社編集員と名乗る人物がある書き込みをした。それによると染谷さんは生前「中国マフィアの尻尾を掴んでしまった」「小児愛好家である政治家らのネタも握っている」と語っていたらしい。
編集員はこれについて「染谷さんはプチエンジェル事件を追ううちに、中国マフィアと日本の暴力団、そして政治家らが絡んだ人身売買を知ってしまったのではないか」と話した。
そしてプチエンジェル事件から2ヶ月後、ちょうど事件が揉み消されたのと近いタイミングで染谷さんが消された……
このことから、プチエンジェル事件にはバックに大きな人身売買組織があるのではないか?
そしてそこには中国マフィア、日本の暴力団、さらには日本の上級国民の関与があるのではないか?
という、闇深すぎる声が多く挙がっている。
そう考えるともしかしたら、吉里は何者かの指示で少女たち4人を売り飛ばす目的で拉致したのかもしれない。
しかし、捜査の手が思ったより早く吉里に及んだため、吉里は中国マフィアの手によって自殺に見せかけて殺された…?
世間ではそんな憶測も飛んでいる。
確かにそう考えると辻褄は合いあり得る話ではあるが、ここまでの話は全部、ネット民や世間が話している憶測でしかなく、この事件について公式な発表は何もないが、否定する材料もないのである。
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