70年以上封印された悪魔との対話本「悪魔を出し抜け」

都市伝説


今回は「TOLAND VLOG」より「衝撃の記録!?悪魔が明かす「世界の秘密」がヤバすぎる!!70年以上隠され続けた本の内容を徹底的に解説します!!」を文字起こししました。

70年以上封印された悪魔との対話本

アメリカの成功哲学の第一人者ナポレオン・ヒルが一族の反対により、70年以上出版できなかった本「悪魔を出し抜け」の内容がヤバすぎる!

今回は、ナポレオン・ヒルが悪魔との対話で引き出した「この世界の隠された仕組み」についてです。

本日は人間と悪魔の対話を描いた「悪魔を出し抜け」という本の解説動画でございます。

この本の著者であるナポレオン・ヒルといえば、「思考は現実化する」という本が有名で、アメリカにおける成功哲学の第一人者の一人だと言われている。

ナポレオン・ヒルは駆け出しの雑誌記者時代、アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーに出会い、彼からの依頼で「成功の秘訣を体系化してくれ」と言われ着手することになった。

そして、アメリカの元大統領フランクリン・ルーズベルトジョン・D・ロックフェラーといった500名以上の成功者を研究して、成功者が成功するまでの法則を体系化した本を世の中に出していった。

その本はめちゃくちゃヒットし、その後、成功哲学をさらに広めるためにナポレオン・ヒル財団を設立し、彼の著書は世界中で一億部以上も発行されることになるのだが、実はその経歴には怪しいところも多いと言われている。

なんと、ナポレオン・ヒルの原点ともいえる数々の成功者との対談は「嘘だったのではないか?」とも噂されている。

というのも、実際にこのヒル博士が彼らに会って取材した証拠はほとんど見つかっていない。

しかも、成功哲学を唱えているにも関わらず事業で失敗したり、失意のどん底のような経験を何度もしている。

いろいろ怪しいところもあると言われているナポレオン・ヒルではあるが、紆余曲折を経て1938年にある本を完成させる。

その本はナポレオン・ヒル自身が自分でタイプライターを打って書いたものなのだが、その原稿は親族の意向によって「出してはダメだ」ということで72年もの間隠され続けて来た。

ヒル博士の一族はその本の内容を見て、「これはヤバイ!」と世間からの反応を恐れたのである。

しかしナポレオン・ヒルも亡くなり、反対していた家族も亡くなった数十年後の2011年、この本は突然、ナポレオン・ヒル財団によって出版されることになる。

この本には、ナポレオン・ヒルがある方法を使って悪魔との対話に成功したという一文が記されている。そして悪魔に色々な質問をして、「宇宙の真理と世界に隠された仕組み」を聞き出すという内容になっている。

「本当に悪魔と会話できたのか?」と思うが、これが本当ならとても興味深い。

実際に70年以上、その本が封印されていたというのは事実であるし、内容も1938年に書かれたとは思えないほど、今の現代社会に必要なことがドンピシャで書かれていて、まるでこのタイミングで公開されることが分かっていたかのようである。

さて、ヒル博士は悪魔から一体どのような情報を引き出したのだろうか?

その内容に迫っていこうと思う。


悪魔の仕事

「私は悪魔の考えを読み取ることのできる秘密の暗号を手に入れた。これから悪魔に対して簡単な質問をいくつかするので、それに対し、明白かつ誠実に答えて下さい。悪魔よ、用意はいいですか?」という、ヒル博士と悪魔が対話できる状況から始まる。

この秘密の暗号というのは本の中でも明かされていないのだが、どうやらヒル博士は幾度となく訪れた「どん底の体験」から得た気づき、そしてそこからの不思議な体験を経て、悪魔と対話ができるようになったようである。

このヒル博士の発言に対して悪魔は「私のことは陛下と呼べ」という感じで高圧的に接してくるのだが、ヒル博士は「なんでお前を陛下とよばなあかんねん」と強気でやり合う感じになっている。

そんなヒル博士に対して、悪魔はいきなりとんでもない情報をぶっ込んでくる。

😈「ワタシの支配はな、すでに人類の98%に及んでいるのだ!すごいやろ?これはもう、人類を支配している王と言っても過言じゃないよな?だからワタシのことは陛下と呼べ!」

この悪魔曰く「ほとんどの人類はすでに悪魔に支配されている」というわけである。

ヒル博士は、その悪魔の発言に対して怯むことなく「その証拠は?…で、あなたの住んでいる場所とか姿形を教えなさい」みたいな感じで、淡々と質問をしていく。

どうやら、ヒル博士は悪魔にとっての何かしらの弱みを握っているようで、悪魔はこんな情報は言いたくないけども言わざるを得ないという状況のようである。

表向きは悪魔も強がってはいるが、質問には答えないといけないという、そんな感じである。

しかし、悪魔はそのヒル博士の質問に対し呆れながら

😈「これだから人間は困る。ワタシには姿形などない。ワタシはな、そういう生物的なものではなく、エネルギー体である。ワタシという存在はあらゆる否定的なエネルギーから出来ていて、ワタシを恐れる者すべての意識の中に住んでいる。

つまり、宇宙を構成する全ての原子の半分と、あらゆる精神・物質エネルギーの半分を支配している。

悪魔は宇宙の半分を支配しているが、もう半分は対抗勢力が支配しており、その対抗勢力はお前たち人間が神と呼んでいるものだ」

ヒル博士「つまり、悪魔と神で宇宙を二分しているということですか?それは、あなたの主張ということですよね?」

😈「これは主張などではない。事実だ。この対話が終わるころには、お前もワタシの言っていることがなぜ正しいのか理解するだろう。決してワタシは人間がイメージするような、二枚に割れた舌と尖った尻尾の化け物ではないのだ。

言うなれば否定的なエネルギーが悪魔で、肯定的なエネルギーが対抗勢力、すなわち神だ。

ワタシは世界中で不幸を引き起こしているが、そのことを誇りに思っている。なぜなら、あらゆる物事の否定的な面をコントロールするのがワタシの仕事だからだ。お前たち人間の思考も含めてな…」

ヒル博士「お前、最悪だな。それでは、どうやって人間の意識をコントロールしているのですか?」

😈「ワタシは人間の意識をコントロールするために、たくさんのトリックや道具を使っている。その中でも最もコントロールに適している道具が恐怖だ。

人間の意識に恐怖の種を植え付けると、やがて芽を出し成長する。そうやって、恐怖が支配した空間をワタシがコントロールするのだ。

さらにな、恐怖の種にも色々な種類があってな、貧困、非難、病気、失恋、老い、そして死の恐怖辺りが効果があるのだ。特によく使うのが貧困と死だな」

・・・

このように、悪魔はペラペラと秘密を暴露してくれるのだが、どうやら悪魔には時間とか空間といった概念はなく、一つのエネルギーとして常に存在して、一番居心地のいい場所は人間の意識の中だという。

悪魔はあらゆる階層の人間の意識を利用し、恐怖という最大の力と、もう一つの無知という力を駆使して人間をコントロールしており、第一次世界大戦や、1929年の大恐慌を引き起こしたのも悪魔の力だと語っている。

悪魔はさらに続ける…

😈「ワタシはな、ワシントンDCにいる友人の力を借りて、アメリカを巻き込んだ大戦争を起こそうとしているのだ。もし思い通りに世界で大規模虐殺が始まれば、たくさんの人間を一気にマインドコントロールできるようになる」

これはつまり、悪魔がもうすぐ第二次世界大戦を引き起こすぞと宣言しているわけだが、この本自体は第二次世界大戦が始まる前の年の1938年に完成しいるので、予言をしているともいえる。

そして、悪魔はある重大な情報をヒル博士に伝える。

😈「恐怖と無知でコントロールした人間というのは、自分で考えずに『流される』ようになる。流されるようになったら、もうこっちのもんで、そいつをお前たち人間のいう地獄へとまっしぐらだ。

悪魔は恐怖とか無知を利用して、流される人間を作るというのが最大の仕事なんだ」

悪魔の言う流される人間の特徴というのは、自分の頭でほとんど、あるいは全く考えない。

周りの状況に影響を受けコントロールされても、それに抵抗しない。

自分で考えるのが面倒だから、悪魔が自分の意識を支配することをむしろ歓迎する。

人生に何が起ころうとも、それに甘んじ、反抗することはない。

人生に何を望めばいいかもわからず、ただぼんやりと日々を過ごすだけ。

😈「こういう特徴を持った『流される人間』は、あれこれ口で意見は言うけれども、どれも自分で考えたものではない。そのほとんどはワタシ、悪魔が吹き込んだものだからな。彼らは精神的に怠け者だから、簡単にコントロールができるのだ。

人間のコントロールで役に立つ9個のアイテムは恐怖だけじゃない。迷信、金銭欲、貪欲、情欲、恨み、怒り、虚栄心、怠け心だ。

この9個の扉のうち一つ、あるいは複数開けることで、ワタシはどんな人間の意識の中にも入る込むことができるわけだ

そうして『流される人間』をつくり、『流される人間』に居続けることを習慣化させれば、ワタシの仕事はほぼ完了だ」

悪魔の仕事とはつまり、人間の持つありとあらゆる恐怖とか欲望などの隙に入り込んで、意識をコントロールして自分の頭で考えない『流される人間』を作ることである」


悪魔の教育

それにしても、98%が悪魔に支配されているなんて、残り2%の神様は不利すぎではないだろうか?

ここから悪魔は、この本が何で70年以上も封印されたのかという、その一つとも考えられる過激なことを語り始める。

😈「ヒルよ、それでは『流される』という習慣をつけるために、非常に有効なやり方を教えてやろう。それはな、子どもの親や学校の教師、宗教指導者たちに協力してもらうことだ。

小さい頃に刷り込んでおくのは非常に効果的だからな。おっとヒルよ、こんなことを書いたら本にできないよな?

しかし、これは事実なのだ。親、教師、宗教者、そして多くの大人たちが『自分の頭で考えない』という、悪魔の目標を知らず知らずのうちに手伝ってくれている。

そんなことをお前が本にして公にしたら、公立学校ではもちろん禁書にされる。そして、ほとんどの宗教者たちからブラックリストに入れられ、多くの親たちは子供の目の届かない所にその本を隠してしまうだろう。

お前はこの本を書いたという理由で、何百万人もの人間から恨まれることになるのだ。それでもいいのか?

ワタシはいろいろ努力している。宗教、政治、結婚、その他重要な選択は、何でも親の言う通りだと子供に信じ込ませる。そうすることで、その人間を通して次の世代も支配することができ、『考えない人間』を量産できるのだ。

とにかく、自分の頭で考えさせないようにするというのがコツだ。

学校の制度は自分の頭を使って考えることを教えないし、ワタシにとってはありがたい場所なのだ。

宗教家は証明不可能な説を話し出して人間を混乱させて、自分の頭で考える力を奪ってくれる。しかも、恐怖の中でも最悪レベルの『地獄』という概念を意識に植え付けてくれる。これもワタシにとっては最高なのだ。

そして、親子関係もそうだ。子供はほとんどの場合、産んで育ててくれた親に対し、何かしらお返しをする義務があると考えているが、実はそれは真逆なのだ。

本当にはな、親が子供に対して自分の持っている知識を全て与え、自立させるという、そういう義務を持っているのだ。

それにもかかわらず、多くの親は子供を助けるカタチを取りながら、反対にダメにしている。そういう親が多すぎるのだ。

子供に干渉しすぎたり手助けしすぎるというのは、かえってその子たちを『流される』習慣に導いてしまう。

本当は子供たちが自力で知識を得るように仕向けなければならない」


健康(食)の破壊・性欲・金銭欲・虚栄心・自惚れ

ヒル博士「なるほど~、悪魔はかなり巧妙にやっているのですね。それでは、『流される人間』は永遠に悪魔の支配下ということなのですか?」

😈「それは違う。確かに悪魔にとって『流される人間』を作るのは重要な仕事だ。しかし、永久に悪魔の所有物にするのは結構むずかしいのだ。それこそ、あらゆる角度から揺さぶり続けなければならない。

まずは健康面の破壊だ。食べ過ぎたり間違ったものを食べさせたりして消化不良を起こし、腸内を毒まみれにしていく。そうやって正しい思考を奪っていくわけだ。腸内がぐちゃぐちゃの人間が正しい思考ができるわけがないからな。

他にも性欲に訴えかける方法がある。性欲に訴えかければ大体は失敗の道に転げ落ちてくれる。

それと次に金銭欲だ。金に溺れさせてやるのだ。

もっと言えば、虚栄心とか自惚れといった人間の弱さを刺激する『おだてる』という行為も有効だ。みんなにおだてられて調子に乗れば『流される人間』になっていく」


人類の扇動術・プロパガンダ

ヒル博士の質問に対して、悪魔は次々と秘密を暴露していく。

そんな中で、悪魔は世界をコントロールするために非常に効果的だという人類の扇動術、プロパガンダについて語り始めた。

😈「プロパガンダは本当に効果的だ。世界のニュースとプロパガンダをミックスさせると、それは学校の授業で教えられ、教会ではお説教となり、映画のストーリーにも忍び込んでいく。そうなるとあらゆる職場にも入り込み、経済を破壊する一大要員になるわけだ。

プロパガンダを広めてくれるワタシの協力者は、世界中に散らばっている流される人間どもだよ。そいつらが伝染病を流行らせたり、戦争を始めたり、経済をパニックに陥れるのも、このプロパガンダを使えば思うがままなのだ。

ほとんどの人間たちは、ワタシの誘導によって否定的に考える習慣を持っているから、そこから否定的な行動とか態度を取り出して他人との対立が生まれるわけだ。

その頃には、ほとんど自分の思考は働いていない。なぜなら、ワタシに支配されているからな」

ヒル博士「なるほど、あの手この手を使って人間の意識に入り込んでコントロールしているのですね?」

😈「そうだ。人間の意識に入り込む時は賄賂も渡している。性衝動、金銭欲、ギャンブル、支配欲、酒、麻薬、タバコ、虚栄心、自惚れを満たすもの。そして永遠の命、英雄になれる、といったそういう感情を揺さぶり続ける。

まだまだ色々あるのだが、この辺がワタシのお気に入りなのだ。

金銭欲なら、まず相手の前に札束をぶら下げて刺激する。そうやって金を追い求めるように仕向ける。そして、あと少しで求めていた金が手に入る直前でその金を奪い取るのだ。

それを繰り返すと、その人間は貧困への恐怖でいっぱいになるからな。

その頃には自らの思考をやめて『流される』になっているというわけなのだ」

ヒル博士「なるほど、あなたは人間の持つ自然な欲望を利用して賄賂を贈り、相手がその罠にかかると今度は流される習慣をつけて道に迷わせるわけですね。

もし仮に罠にかからなかった者がいても、その意識の中に恐怖の種を植え付けたり、何らかの不幸に引きずり込んで落ち込んでいる隙に支配する。実に巧妙なやり方ですね」


悪魔の弱点

こんな感じで、ヒル博士に質問された悪魔は「どのようにして人類を操っているのか?」について話しているのだが、ここからついに、悪魔の弱点を突くような質問が始まる。

ヒル博士「それでは、あなたが最も恐れる2%の人間とはどのような存在ですか?」

😈「それはもう決まっている。流されずに自分で考えることができる人間だ。はっきり言うと、正しい思考はワタシにとって死を意味する。人間が恐怖や落胆、失望、自滅の思考をしている間は問題ないが、ワタシは正しく考える人間の思考に存在することはできない。

勇気、希望、信心、明確な目標という建設的な思考を始めると、その途端彼らはワタシのものではなくなってしまう。

貧困というのも流される人間の中だったら、どんだけ金を持っていても見つけることが出来る。

だが、自分の欲する物を知っていて、それを獲得するために考えて行動してる者には決して見つからない。一見ボロボロに見えても、その人間の中からは貧困は発見できない」

ヒル博士「それでは悪魔が恐れる人間というのは、流されず自分の意志を持っていて、どんな時でも自分の頭で考えて行動する人間ということですよね?」

😈「そうだ」

ヒル博士「それでは流されない人間というのは、生まれつき流される人間と比べて優秀ということですか?」

😈「それは違う。自分の頭を使って自分で考えるというのは、人間なら誰にでも等しく与えられた特権だ」

ヒル博士「それでは、この流される人間に何か言葉を送るなら、それは何ですか?」

😈「そうだな…『目覚めよ!そして与えよ!』だな。与えるとは多くの人間に貢献することだ。おいヒルよ、そんなことを悪魔に言わせるな…💦」

ヒル博士「『与えよ』ですか?いいですね。それでは『目覚める』とはどういうことでしょうか?」

😈「目覚めとはワタシの力を断ち切り、自分の頭で考えれるようにすることだ。

強い意志の力があればワタシの力を断ち切ることは可能だが、一定期間ワタシの支配下にいると、もはやワタシの支配から逃れることはできない。蜘蛛の巣にかかったハエのようなものだ。

もがけばもがくほど、からめとられるこの蜘蛛の巣は、人間の科学ではまだ発見も解明もされていない大自然の法則なのだ」


ヒプノティック・リズム

ヒル博士「それでは、その大自然の法則とは一体何なんですか?」

😈「この法則の名前はヒプノティック・リズムというのだ。原理は人間の使う催眠術と同じだ。頭に浮かぶあらゆる思考は、日々の生活を通して何回も意識の中で繰り返されるようになる。それをずっと繰り返していくと一定のリズムを作り出す。

思考でも不安なことを何回も何回も考えると、一定のリズムでそれが繰り返されていく。これは宇宙の法則とも言える。最初は習慣から始まり、それを繰り返すと一定のリズムを刻み出す。リズムというのは習慣の最終段階なのだ。

どんな思考も体の動きも、何度も何度も繰り返されるうちに、習慣の原理によって最終的に一定のリズムを形成する。そうなると、その習慣を壊すことはできない。

渦に巻き込まれるようなもので、一旦巻き込まれるとグルグルと回転を始め、二度とそこから逃れることはできない。人間が思考する時に使うエネルギーも同じだ。

ワタシはこのヒプノティックリズムの仕組みを活用して、人間にいつも同じことを考えさせたり、同じ考え方をさせ続けるように仕向けている。

ヒプノティックリズムとは精神的なものであれ肉体的なものであれ、どんな習慣でも永続的に固定する働きなのだ。

貧困を恐れれば貧困が引き寄せられるし、戦争を恐れれば戦争が引き起こされる。これこそが永久に変わることのない世界の仕組みなのだ。

ワタシはこのヒプノティックリズムを使って、流され続ける人間を作り出している」


ヒプノティック・リズムの弱点

😈「ヒプノティック・リズムは否定的な思考や行動を続けるから一定のリズムができる。逆にいうと、肯定的な思考や行動を続ければ肯定的なリズムができる」

ヒル博士「なるほど。それではヒプノティックリズムというのは、使い方によっては人間の役に立つパターンもあるということですか?」

😈「そうだ。目標を明確にしたり、自制心を持ったり、時間を上手く使うことができればな。

本当の知恵とは否定的な習慣から抜け出し、自分の人生を肯定的な思考習慣で動かすことが出来る人間にしかもたらされないようにできている」

ヒル博士「それでは、いくら知識を蓄積してもそれだけでは知恵にはならないのですか?」

😈「当り前だろ。もし『知識=知恵』だというのであれば、何で科学の粋を集めたものが破壊とか殺人の手段になったりするのだ?」

ヒル博士「なるほど。それでは、自分の人生を肯定的な思考習慣で動かすという知恵を得るにはどうすればいいのですか?」

😈「仕方ないが教えてやろう。否定的なヒプノティック・リズムから抜け出すことができるタイミングはあるのだ。それが失敗したとき、もしくは逆境に立たされときだ。本当はあまり言いたくないのだが、失敗は恵みに転換する大きなチャンスなのだ。

失敗した人間というのは、その瞬間、ヒプノティック・リズムの呪縛から解放されリセットされ、そこから一からやり直すことができるようになる」

ヒル博士「では、失敗すればその否定的なヒプノティック・リズムから抜け出せるということですか?」

😈「それは違う。みんながみんなそうとは限らない。あくまでも失敗や逆境の中にそのチャンスがあるということに気づかなければならない。あるということにすぎず、自分が気がつかなければならない。その失敗、逆境から、チャンスを見出さなければならない。

どんな失敗でも、その人間がそれを永久のものだと思ったら、ヒプノティック・リズムの法則により、それが永久になってしまう。

どんな失敗や逆境にも、必ずそれに見合うだけの成功の種が含まれているには間違いない。だから、そこを見つけろ!

失敗によって土壇場まで追い詰められた人間というのは、恐怖で満たされるか、恐怖心を払拭して別の方向に進み出すことができるというチャンスだ。

これまでやっていたやり方、考え方が違うかったということに気づくチャンスなのだ。

その時に自分の違い、間違いを認めて、また新しいやり方を考えなければいけない。

失敗とか逆境には、新しく生き方を考え直さなければならないという、チャンスがそこにある。

これまで歩いていた道が行き止まりなのであれば、別の道を行くしかない。それが新たなリズムを作り出すということになる。

世界や経済の流れもこれと同じだ。失敗が国単位ともなると、これまで人間が持っていた古い習慣は全て破壊され、至るところに新たなチャンスがもたらされる。

ヒプノティック・リズムと調和した関係を作りたいと望むのであれば、逆境や失敗から学び、まずは自分の習慣を変えることが先決で、とにかくそこに集中するのだ」

ヒル博士「ということはつまり、自分のそれまでの思考とか行いが今の自分を決めているということですか?それでは運というのは現実には存在しないのですか?」

😈「運なんかあるわけがなく、万が一にも存在していない。人間が自分たちの理解できない状況を運と呼んでいるだけだ。実際には原因と結果があまりにもかけ離れているように感じるから、運が働いているとでも言わなければ説明のつかないことが多いだけだ。

運も奇跡も双子みたいなもので、どちらも理解できない事象を説明するために人間が使っているだけの言葉だ。実際に起こることには必ず原因があるのだ」


悪魔と神

ヒル博士「わかりました。それにしても、あなたはなぜ対抗勢力、すなわち全能の神を完全に支配しないのですか?」

😈「我々はプラスの電子とマイナスの電子のようなものだ。電子が存在するには、マイナスとプラスのバランスが完全に取れていないといけないから、いわば睨み合いの状態にある。もし、このバランスが少しでも崩れたら、もう宇宙崩壊するレベルなのだ」

ヒル博士「ほう。もしそれが本当なら、あなたも全能の神に匹敵する力を持っているということですか?」

😈「そうだ。善と悪は同時に存在しており、どちらも同じように重要なものだ」

ヒル博士「それでは成功するか不幸になるか、良い人生悪い人生、どちらに転ぶかとかも、運命で全部決まっているのですか?」

😈「それは全く違う。人間は自分の思考と行動において、絶大なる選択の自由を持っている。簡単に言うと、神と悪魔はプラスとマイナスで、これは永久に変えられない。

しかし、人間だけはどちらにも行けるという選択の自由を持っている。

プラスの思考を受け取ることもマイナスの思考を受け取ることも、どちらも同等に行うことができる。この特権に人間は気づいていない。

人間たちは自分のことを小さな虫けらだと思っているが、実際には他の生き物が束になっても敵わないとてつもない強い力を持っているのだ」

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いかがでしたでしょうか?

あまりにも今の世界に通ずる話が多く、ズバリ言い当てていないだろうか?





悪魔を出し抜け!