イタリア首相メローニ グローバリズムとの戦い

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今回は「及川幸久THE WISDOM CHANNEL」より「2022.12.23 イタリアとフランスの対立【及川幸久−BREAKING−】」の動画をまとめました。



今回のテーマは「グローバリズムとの戦い!メローニが明かしたフランスの植民地主義」です。

今、ヨーロッパで何が起きているかというとフランスとイタリアの対立で、そしてこれはグローバリズムの問題です。

今日この話しを進めるにあたって、このチャンネルは反グローバリズムの立場であるということを最初に明確にしておきます。

今のヨーロッパでは、フランスの大統領マクロンイタリアの首相のメローニの対立関係が話題になっている。

何で対立しているのかというと、植民地主義で対立している。

このイタリアの首相ジョルジャ・メローニの2分ほどの動画があるのだが、この3年ほど前に出た動画が今年になってTwitterを通して世界中に広まっていった。↓



この動画の中でメローニ首相がフランスを批判しており、それがきっかけとなって今、フランスとイタリアがすごく対立している。

まずグローバリズムとは何かというと、目的は世界統一政府で、そのためには国家というものが邪魔なので国家というものを否定し、国境を廃止する方向に進んでいく。

そして国境さえなければ、人・モノ・金というものが自由に移動ができ便利であり、その利便性を提供するのがグローバリズムなのだが、その裏で国民が気づかないうちに国家主権・歴史・誇り・自由を奪っていく。



国境を廃止すると何が起きるのかというと、正当なビザを取得していない移民が入ってくる。

この不法移民をどんどん受け入れようというのがグローバリズムであり、これが現代の植民地主義にあたるというのが今回の話しです。

きっかけになったのは、フランスのNGOが人道的観点から貧しい人たちを北アフリカからイタリアに船で運んできたが、その受け入れをメローニが拒否したことである。

それに対してフランスは非人道的だと怒り、マクロン大統領と世界経済フォーラムのクラウス・シュワブはメローニを冷酷なファシストとしてネガティブキャンペーンを行った。

クラウス・シュワブ


ここでグローバリズム側がマクロンとクラウス・シュワブで、反グローバリズムにメローニという構図になる。

メローニに関してはイタリアでも色々意見が分かれ、メローニこそグローバリズムという意見もあるが、その辺の審議は今回は置いといて、ここでの「移民」に関してメローニは反グローバリズムであるという構図になっている。


では、それに対しメローニはどう反論しているのかというと、「移民問題というのは現代の植民地主義なんだ」と主張していて、これは反グローバリズム的な視点である。

このメローニの動画が世界中に拡散したことにより、逆に今はフランスのマクロンが批判されている。

この動画でメローニは最初にCFAフランという紙幣を持ち出すが、このCFAフランはアフリカの14ヵ国で発行されている現地通貨である。


この14ヵ国はフランスの旧植民地国なのだが、このCFAフランの通貨発行権を未だにフランスが持っているということをメローニは指摘している。

このCFAフランの通貨発行権を持っていることが何を意味しているのかというと、通貨発行益がフランスに行くということである。

つまり、本来は通貨発行益は現地の政府のものなのだが、フランスは未だに旧植民地から搾取しているということである。

次にメローニはひとつの写真を出して、次のように指摘する。

その写真は西アフリカにあるブルキナファソという国で働く小学生の男の子の写真である。


ブルキナファソは世界最貧国の一つで、CFAフランを発行していて、その発行益はフランスに行っている。

ただ、ブルキナファソは世界最貧国ではあるが、ここは金が採れる。

その金鉱で小学生が働いて金を採っていて、その金を世界に輸出しているので、これはそれなりの利益になっているはずなのだが、その利益の50%がフランスに行っているという。

メローニはこの2つのことを指摘して、アフリカの貧困・植民地問題の解決策というのは、アフリカ人をヨーロッパへ移民させることではなく、アフリカ人をヨーロッパの搾取から解放して、彼らが自分で生きられるようにすることだと主張している。


フランスという国は、自国の電力50%を原子力で自家発電できるすごい国である。しかし、21世紀の今においても西アフリカで植民地的搾取をしており、この動画をきっかけに、これらのことが残虐だと問題視されている。

ここに出てくるCFAフランは実はユーロに固定されていて、ユーロを仕切っているのはECB(欧州中央銀行)なので、つまりECBの金融支配の中にヨーロッパだけでなくアフリカの国々も入っている。

これでは西アフリカの国々は自国で金融政策ができないようになっていて、これでは貧困を克服することはできない。

そもそもECBというのは、ドイツの中央銀行がそのままECBになったようなものなので、ECBの金融政策はドイツの利益のためにドイツによって決定される。

さらにいえば、ユーロとEUの本当の目的というのは、欧州の資本をEU本部のあるベルギーのブリュッセルの政治権力に集中させて、イタリアなどの欧州周辺国を貧困化・植民地支配することである。

EUというのは実際には、中心になっているドイツ、フランス、ベルギー辺りが利益を享受して、それ以外の国が実は貧困化するという構図になっている。

この植民地主義的な発想がアフリカやEUの中で未だに存在しており、ここにグローバリズムの問題があると思われる。




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