AIの開発競争
フランスでは2018年3月、AIの軍事活用の開発機関「国防イノベーション庁」を設立。
中国では国家戦略として、AIを教師として採用することを決定。
ニュージーランドでは、世界初のAI政治家「SAM」が登場している。



アイトラッキング
アイトラッキング
人間の眼球の動きを映像解析することにより、どこをどのように見たのかを把握する技術である。
現在この技術は人が日常生活でどこを見ているのかを分析し、マーケティングの判断材料として使用したり、体の不自由な人が意思伝達のツールとして応用されている。
MR(Mixed Reality:複合現実)
人工の仮想世界と現実世界の情報を融合した世界。

アイトラッキングとMR(複合現実)の技術が融合すれば、物を見るだけでそれに関する情報や映像が出現する。
信用スコア
中国を中心にAI(人工知能)による人間選別が動き始めている。
AIが人間の上に立ち信用スコアを付け、人間選別が始まっているのである。
信用スコアとは、個人の社会的な信用度やステータスを数値化したものである。
※信用スコア類似記事→中国超監視社会と信用スコア
アリババグループが信用スコアを中国全土に浸透させようと段階的なサービスを開始している。
アリババ(阿里巴巴)は全世界240ヵ国以上でオンラインマーケットを運営し、5千万人以上の会員を有している。
アリババグループ傘下の芝麻(ごま)信用という機関がユーザー個人の信用情報を収集・解析して、
350~950点の評価ポイント「信用スコア」を付与している。
評価のポイントは大きく5つで「個人資金」、金融機関などへの返済実績を示す「信用の歴史」、ショッピングや公共料金への支払いの安定性を表す「行動」、出身大学や勤務先などの「身分」、そして「交友関係」である。

この5つの総合評価がユーザーの信用スコアとなり、その数値によって病院での診察や金融機関の金利優遇などの受けられるサービスがランク付けされ、多くの企業でこのシステムが採用されている。
これはもはや人間選別で、そしてこれを監視し行っているのがAIなのである。
仮に自分自身がクリーンだったとしても、「身分」や「交友関係」も信用スコアの対象評価で監視されているので、友達や知り合いに犯罪者や差別的思想、反社会的思想を持った人間がいればマーキングされてしまう。
だから「SNSには余計なことを書くな」と、関氏は語っている。
さらには、無意識にした一つ一つの発言に対してもAIスピーカーが聞き耳を立てていて、もうどこにいても人間の発言は監視され、自分の精神性がチェックされている。
徐々に現実味を帯びてきているAIによる人間の支配、アイトラッキングやMRの進化に伴い、それぞれの信用スコアがその場で表示されるようになり、「人を見かけで判断するな」という時代が終わり、「人を見かけで判断できる」時代がやってくるかもしれない。
信用スコアの低い人間は地球表面上に危機が発生したとき、地下シェルターに入れず、火星移住の権利も与えられない。
自分自身の価値を高めることによってのみ、未来へ生き残れる可能性が広がるのである。
信じるか信じないかはあなた次第です。
(2018/5/18放送 やりすぎ都市伝説より)
関氏は信用スコアの恐怖を煽っておきながら「受け入れろ」と言っているので、「どっちやねん!」とつっこみを入れたくなる。
私としては、やりすぎはプロパガンダの広告塔だなと思って見ています。
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